初期研修

Impression志望理由/選んだ理由/魅力

豊富な症例に囲まれて

平野 智士  平成27年度研修医

 当院の一番大きな特徴は止むことなく訪れる豊富な症例をたくさん経験できることだと思います。2年間を振り返ってみると、有病率が100万人に数人といった珍しい症例を、しかも初診で何例も経験することができました。きっと学生の皆さんは「大学のポリクリで珍しい症例など何人も見たよ。」と言うでしょう。

 しかしここでは100万人医療圏の中心にあるこの病院で、ER初療医として希少疾患を「自分で」診断し、主担当医として「自分が中心に」診るのです。上級医の後ろで診察するのではなく、責任を持って担当患者さんと接するのです。2年間で「ぬるい研修」はありません。いつでも研修医が最前線に立って医療を行っていくのです。そんな研修体制が私を成長させてくれたと実感しています。

 豊富なのは症例だけではなく、情熱的な上級医に若手の先輩方、それに何と言っても30人もの同期研修医がいます。入職前は、旭で研修をする同期達はきっと勉強一筋の真面目な人ばかりだと思っていました。しかし蓋を開けてみると意外に皆気さくで、明るい仲間ばかりでした。同期の仲間は仕事だけでなく、プライベートでもとても大きな存在になると思います。きっと皆さんも同期に恵まれることでしょう。

 私は学生時代から循環器内科に進もうと考えており、後期に進む前にER診療や病棟対応などは一通り自分で解決できるようになりたいと思い、当院での研修を決意しました。嬉しいことに、予想通り豊富な経験を積むことができました。今循環器内科のシニアレジデントとして働いている中で、様々な合併症を持った循環器の患者さんたちに対して、臆することなく対応ができております。

 自分の実力をつけるのに大事なことは人から教わった量ではなく、自分が経験し、自分で考え、自分で解決したものの量だと思います。皆さんと一緒に当院での研修を通して共に成長しあえる日が来るのを楽しみにしております。

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