Lecture 教育に関する行事の紹介
Intern Report
指導医が病歴を提示し、問診のみで診断にせまる力を養う総合診療内科が主催する1年次向けカンファレンス、有効なclosed questionを習得しながら、用頻度と重症度を考えて、鑑別診断を挙げる訓練を実施する。Team based learningの形をとるので、お互いの知識を共有できる。
Essential lecture 30
基本的事項を講義形式で解説していきます。ランチタイムに行われ、無料で弁当を配布しています。テーマは、「血液ガス」、「心電図の基本1,2」、「輸液の基本1,2」など。5月から7月にかけて行われるseason制。
救急セミナー
救急外来で必要なエッセンスを各科が講義します。8月から10月のseason制。
Grand Round
各科で伝えておきたい専門的内容を講義形式で行うカンファレンス。生涯教育を兼ねて、シニアレジデントや指導医クラスも参加。テーマは、「肺塞栓」、「くも膜下出血」など。11月から3月までのseason制。
Resident Report
問診から鑑別診断をしぼり、予想される身体所見を議論し、診断にせまる総合診療内科が主催する2年次研修医向けケースカンファレンス。指導医が症例を提示し、シートを埋めながら診断過程を学びます。
救急症例検討会
2年次研修医が1年次研修医向けに主催するカンファレンス。先輩研修医からのアドバイスを研修医目線で伝えるカンファレンス。月に1回はACLSなどのシミュレーションカンファレンスもここで行われている。
振り返りカンファレンス
毎週水曜日12時から1時間、研修医が救急外来で経験した症例を持ち寄り、気軽にプレゼンテーションし、総合診療内科スタッフからのフィードバックを受けるカンファレンス。
M&M (Morbidity & Mortality Conference)
当院では、剖検数日本一を誇っている。毎月、研修医が経験した剖検症例を研修医が発表し、臨床病理科側から病理結果と最終診断が報告され、指導医を交えた議論がなされるカンファレンス。研修医がカンファレンスの準備や司会進行を行う研修医主体のCPC。
PBI (Problem based impairment)
研修医が救急外来で経験し印象に残った症例をシェアするための総合診療内科が主催するカンファレンス。上手くいかなかったことを指摘するカンファレンスではなく、研修医が陥りやすいピットフォールを共有し、今後の診療に生かすことを目的としている。
HCC (Hひやり - Cケース -Cカンファレンス)(本年度から開始予定)
研修医は毎月1枚必ずどんなレベルでもよいのでインシデントレポートの提出が義務付けられている。提出されたレポートの中から研修医で共有すべきイベントを2ヶ月に一回開催されるカンファレンスでシェアする。
海外からの医師招聘
米国、英国から教授、准教授クラスを招聘し、研修医は自分の症例をプレゼンテーションし、海外でレジデントに行われているattending round(いわゆる回診でベッドサイドに出向くこともある)を行ってもらっている。医学知識ばかりでなく考え方など海外のスタンダードを知る良い機会となっている。
感染症教育
米国感染症専門医である青木先生を毎月お招きし、症例検討会を行っている。4月の1年次オリエンテーション中は、連日青木先生の講義と症例検討会が組まれている。日常診療においても、抗生物質の適正使用と積極的なグラム染色の実施など感染症診療の充実を図っている。
院外からの講師招聘
院内だけでは不十分な領域を補うため、臨床医学で活躍されている著明な講師陣を招いて、研修医向けのカンファレンスや講義を行ってもらっている。