Program目的と理念
「患者さんに対して家族のような愛情をもって接し、常に幅広い知識と技術の習得に励み、他のスタッフと協調しつつ、医療を実践できる研修医を目指す」
当院は地域住民のあらゆるニーズに答えるために、周産期医療センター、救命救急センター、ICU、リハビリテーションセンター、特別養護老人ホーム、老人保健施設、訪問看護部、緩和ケア病棟、付属診療所を併せ持ち、幅広い包括的医療を実践しています。
そのため、当院での研修医に求められる目標は、
「患者さんに対して家族のような愛情をもって接し、常に幅広い知識と技術の習得に励み、他のスタッフと協調しつつ医療を実践できる研修医を目指す」と定めています。
この目標の故に、当院では30年前から旭式スーパーローテート方式での初期研修を行ってきました。その旭式スーパーローテート方式の特徴は「ベッドサイド中心の実践的研修」です。研修医自ら、患者さんを救急外来や病棟で直接担当することで、上級医の後ろに立っているだけの研修と違い、真の患者さんとのコミュニケーションが生まれ、社会的背景まで考えた医療の実践が可能となります。また、コメディカルとの協調なしには診療が進まないことを実感することができます。そして、スーパーローテートによってまんべんなく診療科を研修することで、各科の定める研修目標を通して、幅広い知識と技術を習得し、研修医として必要なあらゆる患者さんに対しての標準的な初期対応が可能となります。