Impression志望理由/選んだ理由/魅力
研修を終えて思うこと
堀 桂子 平成20年度研修医
旭中央病院は、千葉県の東端、犬吠岬から30分ほどのところにある、病床数950床ほどの大病院です。田畑に囲まれたのどかな風景の中、そびえ立つ建物群は、まるで東総地域の人々の命を守る砦のようです。実際、周囲に大病院が少ないため、診療圏は半径50km、人口100万人に及び、車で1時間もかかるような遠い町からも、毎日約3000人の外来患者が来院しています。
旭における研修の特徴は、①症例が幅広く豊富、②ローテーションがフレキシブル、③各科の壁が低く相談しやすい、④尊敬できる上級医の先生が多い、⑤看護師をはじめコメディカルが優秀で優しい、⑥勉強になるカンファレンスが多い、の6項目にあるとおもいます。初めはわからないことだらけですし、入院患者および年間6万人を越える救急受診者の命を預かるのは身が引き締まります。が、そのような立場におかれるからこそ、日々の業務もやりがいがあり、身につくことも多いのだと思います。
私が旭中央病院での初期研修を希望した理由は、学生実習に来たときについた先輩方がどなたも自分で考えて行動していらっしゃり、他院の研修医よりも数段優秀に見えたからでした。大勢の仲間と切磋琢磨し、上級医の先生方に助けられ、コメディカルの方々に支えられ、日々夢中ですごしているうちに、あっという間に2年間がすぎました。あのとき憧れた先輩方のレベルに到達できたか、旭で学んだことをいま日々の臨床に生かせているか、焦りを感じる毎日ですが、旭を選んで良かったと心から感じています。
旭中央病院では、同期の研修医が日本全国、様々な大学から集まっているのも特徴的です。知らない土地で異なる教育を受けてきた同期とも、合宿のような2年間の研修生活で、一緒に悩み、助け合い、笑い、遊び、本当に仲良くなります。信頼できる多くの仲間を得られることは、研修中はもちろん、研修後の人生にも大きなメリットといえます。また、研修中、海や田畑に囲まれた土地で、美味しい食べ物、温かく素直な人たちに接することで、医学のみならず、人生についても考えさせられます。
百聞は一見に如かず。皆さんも是非旭へ、一度遊びにいらしてください。やる気のある元気な学生さんをお待ちしています。