Program緩和ケア科
他院からの1~2年コースを希望する方の研修プログラム
研修期間 1~2年
研修の一般目標
- 全人的苦痛を理解し、対応ができる。
- 医学的技術・処置の仕方およびコミュニケ-ション技術を学ぶ。
- 家族ケアの重要性を理解し、対応ができる。
1年間のカリキュラム
到達レベル(行動目標)
- 症状マネージメントができる
- 社会的側面が理解できる
- 心理的反応
- コミュニケーション
- 社会経済的問題の理解と援助
- 家族ケア
- 悲嘆反応
- スピリチュアルケアが理解でき、実践できる
- 倫理的側面を理解し、実践できる
- チーム医療を理解し、実践できる
到達レベルにたどりつくための方略(研修方法)
1週目 | 午前 | 午後 |
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看護部(プライマリーナースに同伴し、ケアについて学ぶ) | 診療部、看護部(月:ケースカンファレンス参加、火:デスカンファレンス、入退院審査会参加、木:合同カンファレンス参加)、講義、各自回診 | |
2週目 | 午前 | 午後 |
病棟回診(症状マネージメント、コミュニケーションのとり方等を学ぶ) | 診療部、看護部(月:ケースカンファレンス参加、火:デスカンファレンス、入退院審査会参加、木:合同カンファレンス参加)、講義、各自回診 | |
3週目 | 2週目と同様 | |
4週目 | 2週目と同様 |
講義内容:日本緩和医療学会 緩和医療教育カリキュラムを参考講義用テキストとして、現在は主にPEACEプロジェクト資料、日本医師会がん緩和ケアガイドブック、日本緩和医療学会の「苦痛緩和のための鎮静に関するガイドライン」および「終末期がん患者に対する輸液治療のガイドライン」、「疼痛ガイドライン」、海外文献及び参考書はOxford textbook of Palliative Medicine、Journal of Palliative Medicine、日本の定期雑誌(緩和ケア)等を使用している。
目標に到達できたかの確認
評価:レポート提出(研修最終月に発表:指導医、看護師、薬剤師出席)
試験(緩和ケアに関する試験問題の解答)を実施
Duty
当直 | なし |
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on call | 担当医との連携で決定 |
外来 | 緩和外来(週1回) |
外来 | なし |
教育 | 緩和医療学会出席および発表可能、地域の研究会への出席および発表可能 PEACEプロジェクト研修会への参加 など |
休暇
当直明け | 1日休み |
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週末 | 土、日、祭日 |
取得できる資格
当院は日本緩和医療学会認定の研修施設であるため、日本緩和医療学会認定専門医資格取得のための経験年数に認定される
研修後の進路
緩和ケア専従医として勤務可能
部長からのコメント
医療を習得し、実践できるよう指導します。気軽に声をかけて下さい。