プログラム責任者の挨拶 |
- 当施設は千葉県東部(東総地区)にあり、診療圏は千葉県東部及び茨城県鹿島地区を含む東南部の13市7町で、診療圏人口は約100万人です。放射線科・核医学科の検査数はここ数年急増し、放射線治療の件数も多く、病院の拡大に伴って、画像診断装置と治療装置の充実が図られてきました。症例数は極めて多く、多彩です。当科では外傷、発生、腫瘍、炎症のバラエティーに富んだ症例をバランス良く経験することができます。地域柄、救急疾患も多く、IVRの担う役割は極めて大きいと言えます。放射線部では、関連設備を定期的に刷新し、IVR装置は最新鋭の装置で施行することが可能となっています。
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当科では全部のCT検査をthin sliceでデータ保存しており、症例検討に極めて有効です。最初の3年間はこれらの豊富な症例を活用し、バランスが取れ、苦手項目を作らない、放射線医学全般にわたる幅広い基本知識と技術を学びます。1年目は頭部、胸部、腹部のCT、MRIを中心に画像診断の基本を身につけ、2年目、3年目はこれらに加え、核医学、放射線治療、IVR、超音波検査を本人の希望を踏まえて複合的に研修します。専門医取得後は、画像診断コース、核医学コース、放射線治療コース、IVRコースを選択し、専門性を高めた修練を行い、診断専門医または治療専門医を目指すことができます。研修期間を通じ、専門医研修カリキュラムガイドラインで求められている内容はもれなく学ぶことができ、また、当院の基本理念に基づき、患者中心の医療の実践を常に心がけ、心豊かな医療人の育成を目指して研修を行います。
- 当院は地域がん診療連携拠点病院の指定を受けており、既存の強度変調放射線治療、腔内照射装置に加え、もう1台の強度変調放射線治療装置も稼働します。核医学装置は2018年より半導体PET-CT、2015年よりSPECT-CTが導入され、4人が核医学専門医を有し、ハード、ソフトともに充実し、十分な研修が可能です。当院の救命救急センターの受診者は年間48,000人前後であり、重症の救急患者の画像診断ならびにIVRの件数が急増しています。IVR研修には恵まれた環境であり、今後、ハイブリットIVR-CT装置を導入予定です。
このような環境で一緒に研修してみませんか?皆さんのお申込みをお待ちしています!
放射線科専門研修プログラム統括責任者 磯貝 純
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