専修医/石坂Dr.の海外研修
- 2011/02/03
精神科専修医の石坂Dr.は精神科の地域医療に興味があり、そのシステムがしっかりしているVancouverへエクスターン研修に行ってきました。以下がコメントです。
「当院の精神科では、昨年より訪問を中心としたサービスを提供するAssertive community treatment(ACT)という多職種チームのモデルを行っており、患者さんの早期退院、再入院の防止を行っています。その中でも大切なポリシーであるリカバリーとストレングスという言葉があるのですが、Vancouverでは、それに従って、患者さんの病気だけでなく、本人の望む生活そのものに主眼を置いた治療が行われていました。医師とコメディカルとの連携や、病院と地域の連携が非常に良くとれており、患者さんを中心とした医療の実現に必要なことのヒントのようなものを得ることが出来たと思います。また、レジデントの教育も薬物療法、精神療法のどちらもバランス良く、しっかりと行われていたのが印象的でした。自分も少しでもそれに近づけるように今後の後期研修で頑張りたいと思いまいた。3年目で精神科医として、このような機会を得られたことは本当に理解ある当院の先生方やスタッフの皆さんのお陰だと思い、感謝しています。写真は病院の中のスタッフルームでの写真ですが、だれも白衣などのユニフォームを着ていないのも印象的でした。」