Dr.笠木の海外研修
- 2013/10/07
小児科シニアレジデントの笠木実央子先生がLoma Linda UniversityのPICUでエクスターン研修をしてきました。PICUでは主にラウンドを見学し入院症例のマネジメントを学びました。医学生やレジデントが指導医にプレゼンテーションし、当日の方針をディスカッションするところに参加しました。症例は当院の一般病棟で重症例として管理しているような症例も多く、日常診療との比較や米国独特の方針を学ぶことができ大変刺激になりました。重症児の家族へ対する説明にも同席させて頂き、家族の心情に配慮した環境作りや他職種との連携がスムーズにとれているところは日本でも取り入れていくことができればと感じました。fellowや指導医が要所で欠かさず的確なフィードバックをしており、自身の後輩への指導においても大変参考になりました。また合間では一般外来や救急外来を見学させて頂きました。症例は日本とほぼ同様でしたが、保険や病院の体制による管理方法の違いが感じられ、指導医のきめ細やかな指導が印象的でした。休日にはSan DiegoやLos Angelesなど近隣都市の美しい風景や美術館を楽しむことができました。滞在中は米国で活躍している日本人の先生方をはじめよい出会いに恵まれ、自分のモチベーション向上にもつながり、今後の進路について改めて考える機会にもなりました。今回の経験を活かし、今後も精進していきたいと思います。