Dr.須賀の海外研修
- 2017/07/05
UCLAの外科にてtransplantとtraumaの研修をしてきました。バス事故による多数傷病者への対応が一段落つくやいなや、はしごから落下した患者さんが運ばれて来て、そのすぐ後には交通事故の患者さんと、ERには次々と外傷の患者さが運ばれてきていました。他にもメールを打ちながらバイクで走行中に転倒した方、自殺企図を奥さんが見つけて命をとりとめた方など多くの患者さんに対応しました。移植外科ではクーラーボックスとタオルケットを持ち、リムジンで空港へ、セスナで脳死患者さんがいる病院へ、そして摘出した臓器を持ってまたセスナに乗ってLAへ即帰りました。UCLAに着くと、手術室には既にレシピエントが入室しており、手術開始になっているという段取りでした。ドナーからの臓器摘出には屋上からヘリコプターで移動したり、セスナで移動したりして目的の病院へ行きました。いつでもUCLAへ着くと手術は開始されており、まさに時間が大切にされていることを感じました。時間に追われながらの移動で空からの景色を楽しむ余裕もありませんでしたが、日本ではなかなかすることのできない体験を幾度もさせて頂きました。