Dr.田中の海外研修
- 2017/07/06
旭の常連講師、Adrian Scott先生が指導医をしている英国のSheffield Teaching HospitalのNorthern General Hospitalへ研修に行きました。Scott先生やその他の先生方の指導の下、病棟、外来、救急を見学しました。本当に大事なことは「日本と違ったこと」ではなく、むしろイギリスの医師達が「日本と同じようにやっていた」ことなのではないだろうか、自分たちと彼らの共通項は何か、それこそが世界中の医師が大事にしていることに近いのではないか、それを掴むことができたのが、Sheffieldで得た最も大きいものだと思います。またLondonで研究をしている友人と会い、互いにこうではない人生もあり得たかもしれないという話をしました。その時は、もう今の自分しかあり得ない、past the point of no returnであることの切なさを感じました。しかしそれがなぜか、今はまだ若いのだから何だってできるという気持ちに変わっていました。この道を選んだからこそ得ることができた多くのものがあり、できることがある、そんな前向きな気持ちで、近づいてくる美しい故国を眺めたのでした。