Program小児科 初期研修プログラム
研修期間 1~2ヶ月(月による症例数のばらつきが大きいため2ヶ月を推奨)
ローテート期間中の初期研修医の一般目標
- 教育者からの的確な情報収集と患児の身体所見から主要な医学的、社会的問題点を抽出できる。
- 救急外来におけるcommon diseaseへの初期対応と入院適応患児の判別ができる。
- 小児に対する標準的な保健サービス業務を知る。
1~2ヶ月カリキュラム
- 到達レベル(行動目標)
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- 1) 教育者から的を絞った病歴を聴取し年齢に応じた系統的な診察ができる。
- 2) 救急外来受診患児に対する入院適応を判断し、上級医に適切なコンサルテーションができる。
- 3) 標準的難易度の静脈採血および導尿、その他の検体検査、静脈路確保、酸素投与、喘息に対する吸入療法、ワクチン接種(皮下注射)ができる。
- 4) 喘息、肺炎、尿路感染症、敗血症、胃腸炎などのcommon diseaseに対する初期診療計画を立案し指導医とともにその入院管理を経験する。
- 5) 乳児検診を見学しワクチン接種(皮下注射)を経験する。
- 到達レベルにたどりつくための方略
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- 1) 救急外来及び受け持ち患児入院時に指導医とともに病歴聴取、診察を行う。
- 2) ファーストコールとして診察した患児に冠する診療情報をアセスメントを加え上級医にコンサルトする。
- 3) 受け持ち患児の入院時処置および一般外来(外来処置室)、救急外来受診患児に対する処置を指導医または専任看護師の管理下で行う。
- 4) 指導医とペアでcommon disease入院患児を受け持ち、診療計画のディスカッションと入院管理の指示出しを行う。
- 5) 研修中に最低1回は乳児健診見学とワクチン専門外来におけるワクチン接種実習を行う。
- 6) 研修中にスタッフ医師により行われる定期レクチャーを受講する。
- 行動目標が到達できたかの確認
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- 1) 指導医により、作成した入院患児カルテと退院サマリーのチェックを受ける。
- 2) 指導医により、研修終了時に口頭試問(common disease症例に関するシナリオ問題)を行う。
Duty
- 当番日にファーストコールとして平日午後の救急外来受診患児を診察する。
- 当番日に時間外の緊急入院患児を指導医とともに担当する。
- 乳児健診見学とワクチン接種実習
休暇
当直明け | 休み |
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休祭日 | オンコールに当たっていない休祭日は、受け持ち患児の朝の回診終了後はオフ。 |